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乗車券を分けると安くなる!?JRの分割乗車券とは?

*****この記事の情報は2022年7月1日時点での情報です*****

ひゅうさんです。

当ブログで意外にもアクセス上位なのはJR関連の記事。今まで私が使ってきた手法をご紹介しているだけなのですが、これがまた人気なのです。いつもありがとうございます。列車の写真と言うよりかは、切符や券売機に関する内容ばかりですが、今回もまた切符のお話です。

↓前回ご紹介した指定席券売機の記事はこちら↓

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分割乗車券とは?

JRの乗車券は非常に複雑です。今ではICカード乗車券の普及で切符を券売機で買う人はかなり少なくなってきています。そんな切符ですが、実はある工夫をすれば目的地までの運賃を通常より少し安く節約することができるのです。

 

通常、切符は出発駅から目的地駅までの分を購入します。分割乗車券とは、出発駅からその区間内の途中駅までの乗車券と途中駅から目的地駅までの乗車券を2枚に分けて作ることです。(区間によっては3枚以上もある)

分かりづらいので図をまとめました。

例えば、三ノ宮駅から京都駅まで移動したいとしましょう。

三ノ宮〜京都は片道¥1,100なので、¥1,100の切符を購入するのが一般的です。ですが、この区間は途中の大阪駅までの乗車券で分けて作ると、目的地である京都駅までの運賃を安くすることが可能なのです。

三ノ宮〜大阪は片道¥410、大阪〜京都は片道¥570なので合計で¥980となります。通常は三ノ宮〜京都は片道¥1,100ですので、大阪で分割することによって¥120安くなるのです。もちろん、これは不正乗車ではありませんのでご安心下さい。

 

同様に、京都〜名古屋まで移動したいとしましょう。この場合は途中の岐阜で乗車券を分割することにより、運賃を安くすることができます。

なぜ、分割することで安くなるのか?

では、一体なぜ分割すると安くなるのでしょうか?それはJRの複雑な乗車券制度が関係しています。

 

JRの乗車券は普通運賃で計算されます。この普通運賃には多数の種類が存在します。例えば、下記の通りです。

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他にもありますが、複雑すぎて説明が大変なのでもっと詳しく知りたい方は本屋で発売しているJR時刻表をご参照下さい。

普通運賃の計算│きっぷのルール:JRおでかけネット

 

JRの乗車券は通常上記緑色の普通運賃で計算されます。ですが、大都市エリアでは通常の普通運賃より安く設定されています。それが上記青色で示している乗車券です。

例えば、山手線(または御茶ノ水経由の中央線)を通って東京〜新宿を移動する場合はこの区間は山手線内で完結する運賃が適用されます。大阪環状線を通って大阪〜天王寺を移動する場合は大阪環状線で完結する運賃が適用されます。

 

このように、通常の普通運賃より安く設定されている区間を利用する場合は乗車券を分割することにより安く節約することが可能になるのです。

私鉄との競合区間

JR線と私鉄線が並行している区間は、特定区間内で完結する運賃が適用されます。

例えば、品川〜横浜はJR線の他に京急線があります。岐阜〜名古屋はJR線の他に名鉄線が、京都〜神戸はJR線の他に阪急線があります。私鉄は運賃が安いので、これではお客さんが私鉄に流れてしまう為、少しでもJR線を利用させようとJR線の運賃をさらに安くしたのが特定区間内の運賃です。

 

先ほどの例で考えると、三ノ宮〜京都はJR線と阪急線が並行しています。

阪急線は運賃が非常に安いです。ですので、この区間のJR線は阪急線に対抗する為に運賃を安く設定しているのです。

大都市エリア以外でも分割で安くなることも

では、これは東京・名古屋・大阪といった大都市でしか適用されないのかと言うとそうではありません。その他の地域でも乗車券を分割することによって安くなる区間はいくつも存在します。JRは営業キロを用いて運賃を算出する為、乗車券を区切る場所によっては合計の運賃を安くすることが可能なのです。

そんなの思いつかないよ!

全くその通りです。全て頭の中で計算するには限界があります。乗車券分割プログラムというサイトがあります。このサイトでは出発地と目的地を入力すれば自動的に分割する区間を算出してくれる素晴らしいサイトです。

※全ての区間において分割すれば安くなるという訳ではありません!

乗車券分割プログラムの実行

 

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