こんにちは、ひゅうさんです。
今回もまたJRネタを投稿しました。非常にややこしいJRの制度。私も全て知っているわけではありませんが、このブログでは少しでも分かりやすく簡単に解説していきますので今回も最後まで是非どうぞ。
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乗車券類変更とは何か?
JR東日本:旅客営業規則>第2編 旅客営業 -第7章 乗車変更等の取扱い -第2節 乗車変更の取扱い -第2款 旅行開始前又は使用開始前の乗車変更の取扱い
乗車券・自由席特急券・指定席特急券(グリーン含む)・座席指定券など、これらを全て乗車券類と呼びます。乗車券類変更では、元々持っていた乗車券類を切符の有効期間内の出発前一回に限り変更することができます。詳しくみていきましょう。
変更と言っても、何にでも変更できるわけではありません。まず、乗車券類には簡単に分類すると普通乗車券・自由席券・指定席券に分かれます。
よく使われる項目は下記の通りです。
普通乗車券
- 片道乗車券
- 往復乗車券
- 連続乗車券
自由席券
指定席券
乗車券類変更は略して乗変(じょうへん)と呼びます。
この乗変は普通乗車券は普通乗車券に、特急券は別の特急券に変更をすることができます。また、出発日や乗車する列車の変更も可能です。分かりにくいので、いくつか例を出します。
乗変ができる例
- 片道乗車券を往復乗車券に変更
- 往復乗車券を片道乗車券に変更
- 片道乗車券を連続乗車券に変更
- 往復乗車券を連続乗車券に変更
- 片道乗車券(往復・連続)の出発日を変更
- 自由席特急券(指定席特急券)の出発日を変更
- 指定席の列車の時刻を変更
- 在来線自由席特急券を新幹線自由席特急券に変更(逆も可)
- 在来線指定席特急券を新幹線指定席特急券に変更(逆も可)
- 自由席特急券(在来線・新幹線)を指定席特急券(在来線・新幹線)に変更
- 指定席特急券(普通車)を指定席特急券(グリーン車)へ変更
- 自由席特急券(在来線・新幹線)を指定席特急券(グリーン車)に変更
- 自由席特急券(指定席特急券)を座席指定券に変更
乗変ができない例
こんな感じです。基本的には普通乗車券は普通乗車券に、特急券は特急券に、といった感じに変更が可能です。
※普通乗車券から特急券といった異なる券種への変更はできません。また、意外と知られていないのが指定席から自由席に変更ができないということです。(在来線・新幹線共に)ただし、変更後の列車の指定席が満席に限り自由席に変更が可能です。
乗変に手数料はかからない
元々持っていた切符。予定が変わって出発日や行き先が変更になることはよくありますよね。例えば、出発日が変更になったから、一度払い戻して買い直ししなくちゃ!と思うかもしれませんが、払い戻しには手数料が発生してしまいます。
乗変は手数料なしで変更が可能ですので、予定の都合で出発日や行き先変更が発生する場合は、払い戻しではなく乗変を活用しましょう。ただし、この乗変は1回限りです。2回目以降の変更はできません。もし、2回目以降の変更が生じる場合は一旦今お持ちの乗車券を払い戻してから再度買い直すこととなります。
差額はその場で精算
元々持っていた乗車券と変更後の乗車券の値段に差が出ることがあります。例えば、片道乗車券から往復乗車券に、自由席特急券から指定席特急券になど変更後の乗車券の値段が高くなる場合は、差額を支払うだけで変更が可能です。逆に、変更後の乗車券が元々持っていた乗車券より安くなる場合は差額分が返金されます。
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変更は乗車前に
乗変は原則乗車前にみどりの窓口もしくは指定席券売機で行います。
みどりの窓口の場合、「この切符の出発日を○○日に変更して下さい」「これを指定席に変えて下さい」と言うだけで係員に通じます。(※ネット商品の切符やお得な切符などは取り扱いに制限があるので、ご注意下さい。)指定席券売機の場合は、元々持っている乗車券や変更内容によっては取り扱いができないことが多いので、乗変はみどりの窓口で行うと非常にスムーズです。
ですが、ここ最近ではみどりの窓口がどんどん減少してきています。そこで役立つのはオペレーター付きの指定席券売機です。このオペレーター付きの指定席券売機は、オペレーターと話をしながら乗車券の購入や変更・払い戻しをサポートしてくれるものです。みどりの窓口同様の取り扱いが可能なので、機会があれば使用してみて下さい。(※オペレーター付き指定席券売機でも取り扱いができない内容があります)
乗変をしたら切符に乗変マークが付く
今回、私は岐阜→名古屋の片道乗車券を往復乗車券に変更しました。
乗変を行うと乗変マークが付きます。このマークが変更をした印です。この乗変マークの切符は再度変更することはできません。今回は片道→往復に変更でしたので、もう片道分の差額分を支払う必要があります。ちなみに、上記写真左上のC制マークはクレジットカードで購入したことを意味しています。デビットカードやプリペイドカードで購入した場合もC制マークが付きます。
※C制マークが付いている切符の変更や払い戻しには購入時のクレジットカードが必要ですので、忘れずに持参するようにしましょう。
まとめ
今回はJRの切符の変更制度、「乗車券類変更」について簡単ではありますが解説しました。
予定が変わってしまうことはよくあることです。今まで払い戻して再度切符を買い直していた方、是非乗変を使ってみて下さい。(使わないと損です!)
一つ欠点を言うと、みどりの窓口でしか取り扱いができない場合があることです。オペレーター付き指定席券売機も最近ではかなり進化してきましたが、やはりどうしても人の手で直接やらなければならない時もよくあるのです。
乗変の注意点
最後に重要なことをまとめます。
乗変は原則切符の有効期間内の出発前までに。
どういうことかと言うと、例えば3月1日当日限り有効の片道乗車券を持っている場合は、有効期間内である3月1日までに変更を済まさなければなりません。(前日までに変更することも可能)切符の有効期間外(例の場合3月2日以降)になると、変更を含め払い戻しも一切不可となります。
指定席特急券と座席指定券は元々持っている切符に書かれた列車の出発前までが有効期間内です。例えば、3月1日東京10時発ののぞみ号の新幹線指定席特急券を持っている場合で、出発日や行き先変更をしたい場合は、3月1日の10時までに変更を済まさなければなりません。切符の有効期間外(例の場合3月1日10時を過ぎると)になると、変更を含め払い戻しも一切不可となります。
指定席特急券や座席指定券を変更・払い戻しする際は有効期間に十分注意が必要です。
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